ADHD5年生
2018.05.05 (土)
進級前には病院に行く。
今回は今までと違い、5,6年は持ち上がりなので
クラスメイトはそのままだし、担任も変わらない。
教室が2階から3階に変わるってくらいなので
下の子に関しては、いつもより悲壮感はなく済んでいる。
上の子には悲壮感がたっぷりですが・・・

環境の変化に弱いので、毎回振り出しにもどるって感じでしたが
今回は初めて、振り出しに戻らないんじゃないか?と
淡い期待を抱いているんですが、どんなもんなのか聞かなくては。
いつも子供(だけ)が先で、後で私だけが呼ばれるんで
待っていると、下の子も上の子も長い・・・・
今までで1番の診察時間でして、何を話しているのか
知りたくてしょうがない。
ようやく呼ばれて子供と入れ替わり、先生の前に座ると
「学校から電話があったのは聞いてますよね?」
「ええ、聞いてます。下の子の件ですよね?」
そうなのだ、M先生と支援の先生が電話で話を聞きたいと
言われたので、病院にお願いしたんですが・・・
3年の時に非常に下の子が荒れていて、
頼んでいないのに児相も家相も学校も療育も
なんだったら教育委員会でも会議が開かれた。
「獣になった暴れん坊を考える会」だったのだろう・・・・
学校の保険に入っているから、助かったけど
先生のメガネが壊れたり、ケガをさせたり・・・
保険でまかなえたんですが、普通は無いであろう事でして
反抗性挑戦障害が酷くなっていて、
どうしていいか分からなかったんだろうけど、
学校からは薬を飲ませたらどうか?と
毎回のように言われていて、病院でも相談したりして
疲弊感がすごくて、
「なんか分からないけど、ニューカレドニア辺りに住みたい・・・」
よく知りもしない国に飛んで行きたくなっていたんですが、
この先生は、「ADHDは障害ではない。」のスタンス
ADHDは障害ではない・・・1
とまぁ~こんな先生でして・・・
今回の電話は、中学に進学するために学校では
どんな支援をすればいいか?
気分に左右されるのを、どうにか出来る方法は?
気持ちの切り替える時間を短くするには?
ここを具体的にアドバイスが欲しいとの事でした。
なんと前向きな先生達・・・・
しかし忙しい病院の先生は、電話ではなくメールで返答して下さり
6年進級の前に参考にしてくれたそうです。
「下の子が今回は1回も怒りませんでしたよ。
落ち着きましたね~、話を聞こうとして聞いてくれてたので
彼の気持ちも理解出来たし、今回は大収穫です。」
そうなのか?何かの収穫があったのか?
「支援の先生と気が合うんだって?支援の友達の事も
話してくれてね、その子の困難な部分も理解していたし
彼は自分が他者と違うとハッキリと認識できて、
その上で6年生は頑張りたいって言っていましたよ。」
そうなんだ、受け入れたんだ・・・
偉いな~、まだ11歳なのに受け入れれたんだ。
「うん、凄く偉いね~、色んな葛藤が彼なりあったみたい
だけど、環境が整って冷静になれた部分が大きいし
来年は中学だもんね?その自覚もあったし・・・
今の彼には告知してあげた方がいいかもしれない。」
ええ?告知???
今までするなって言ってたのに?
「それはそうだよ、なんでもタイミングって大事でしょ?
今までは絶対に告知はしない方がいいけど、傷つくだけで
終わるなら、言う必要がないじゃない?
受け取る側に受け入れる心が出来たなら、自分の特性を
知ることは前向きに進むためには必要な時もあるしね。」
そうか、それが今なのか・・・
「逆を言えば、今しかないかな?中学に入って言われると
思春期って、ただでさえ難しいから・・・
今の彼は頑張りたいんだから、どう頑張ればいいかを
相談するためにも告知したほうがいいと思いますよ。」
そうなんだ・・・どうしよう・・・
「それは、お母さんに任せます。旨い事してあげて、
お母さんが1番わかってあげてるんだから。」
丸投げですか???
「今は彼の成長期に入ってるから、だからって焦らしたり
無理させたりしないでね!
せっかく良くなって来た、反抗性挑戦障害がまた酷くなるから
自尊心だけは守ってあげて、学校にも言ってあるけど。
もう今は、薬を飲ませろとは言わないでしょ?」
なんで突然に成長するんだろう?
「そりゃするよ。成長の仕方が違うだけなんだから。
6年生で身長が伸びる子もいれば、中3で伸びる子もいるし
高3でやっとって子もいるでしょ?
それと同じだから、人それぞれだしね。
何度も言ってるけど、ADHDの問題は特性じゃないから
問題は2次障害だから、それは心の傷だからね。
本人が1番苦しいのも、これなんだから・・・
優先すべきは心の安定だからね。」
ちなみに上の子は告知します?
「絶対に止めて下さいね。絶対にダメです。
彼には必要ないから、受け入れられないし
わざわざ、傷つける必要なんてないでしょう?」
そうなんだ、受け入れる側の問題なんだ・・・
「それより今1番必要なのは、お母さんの治療だと思うよ
通院されたらどうですか?」
ええ~~そんなに、どうにかなってるの?
まだギリギリ大丈夫と思うのに・・・
「寝れないでしょ?寝れてないはずだよ?体がだるくて
何にもやる気がでないでしょ?経験があるなら分かるはず。」
ええ、なんとなく、薄々は気づいていたが
だってそれ所じゃないし、頑張らなきゃいけないし
子供と同じ病院なんて、絶対にイヤだし~~~~
「まぁ~、ここで無くてもいいから、通院はした方が
いいと思うよ。自分の為にね。
だって忙しいでしょ?特性が真逆だと大変でしょ?
子供も心配していたよ?」
・・・子供が心配??? 私の事を???
「うん、僕も心配、いつも面白いのに・・・」
面白いって・・・・
複雑な気分で診察室を出ると、2人とも椅子から落ちるんじゃないかと
思うほどの寝方をしていて驚いたが、
そんな寝方の子供達に心配されてるって、私は・・・
帰りの車の中で、どうやって告知しようか?と
そればかり考えてると、ラジオから気志團が流れてきて
隣の下の子が「あ、っぽう~」と掛け声を歌ってくるので
真剣に考えるのがアホらしくなり
なるようになるさ~と考えないことにした。

ヘミングウェイキャット、幸せを呼ぶ多指症の猫さん
ヘミングウェイに愛されたんだよね~~

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